2020年1月4日土曜日

2020年 1月3日


新年という言葉を、年賀状に書くと、すこしは嬉しい。
どうしてかしら。
私が自然となんの関係もない生き方をするせいだろうか。
去年は厄年だか大殺界だか、内向的になる一方で、
足を引き摺るような、 苦しい一年だった。

家はメタセコイヤの並木の上にあり、
へんな形の柿の木にコゲラがくる、渡り鳥もときどきキイキイと情報を交換、
 太陽だってちゃんと空にあり、雲も白かったり黒色だったり、
青空はかわいく澄んで、真っ青が金いろに変わりそうなほどきれい.
それなのに、私という個体は地球から取り残され、どうしてだか字が書けない。

ヘンだヘンだヘンだ、ヘンだけれど、
そのままにして、今年になって新年3日目が今日である。
うちの岩波少年文庫は紙が劣化して、ページを繰るとホロホロこわれる。
本を読むんじゃなくて年賀状を書きはじめた。
字を手で書かないと、馬鹿になるから。

よかった。
一日中、ピカソの絵ハガキに、賀状をいただいたお礼をたくさん書けて。