2020年1月9日木曜日

ウツかと思って


いただいた年賀状に、やっとこさ、お返しできたのが半分ほど。
それが62円切手を貼って送ってしまい、2枚もどってきた。
えっ、ほかのハガキは届いたのかしら?
戻ってこない分はどうなったんでしょう!?
郵便局でうっかりきくと、
受け付けの女の人が、めんどくさそうに言う。
「さあ・・」
ロシアに行った時、ロシアの郵便局はもっと意地悪だったぞ。
公営もだめ、民営も老人軽蔑。いいよ、なるべく手紙を出さないから。
そう思うのに 、63円の新切手を買う。
ピカソの絵ハガキをつかって賀状にした、その報いである。

それを、使えばいいのに、なかなかできない。
今では切手があるのに、ただもう億劫。
残りのハガキのある場所が、高尾山の頂上みたいに思える。

あーあ。 
ウツとはこういうことにちがいない。

みっちゃんから元旦に届いた年賀状もすごかった。字が斜めでヨレヨレ。
たぶん、年末の3日間に、300枚ぐらい書きたおしたのだろう。
どっちがウツとしては重症かしら?
みっちゃんは62円切手の賀状をだす私をヘンだと思い、
私は300枚も年賀状だしなさんな、みっちゃん少しは休みなさいよと、
双方、幼馴染に努力の限界がきたことを、確認するだけだ。

こういう老後には、うららかさ、というものがないと思う。
よろしくないよなー。

おだやかな気持ちになって、ウソでもニコニコしていたい、
うららかがいい、・・・いくらかそう想えば、
あしたはそうなるものかしら。