2020年1月28日火曜日

久里浜で友人たちと


雪がやんで本当によかった。

今日は久里浜駅で、教育学専修の同窓の集まり。
早稲田大学文学部のクラスメイトで、私をいれるとたぶん4人。
あとの3人は男だし、今でもそうだけれど、彼らはお互い仲がよかった。
つまり私とはまるで似ていなかった。

彼らと私はそれぞれ、大学を卒業したあと、
就職し、結婚し(私だけ離婚し)、親となり、時がくると退職し、
老親を見送り、子どもは中年だし、自分もついに老いぼれて病気になり、
いつ死んでしまうかさっぱりわからん、という身体具合にもなり・・・。

理由はいろいろだけど、なんといっても今は意見交換がらくちん、
むかしからの友達願望の実現というか、会えば、私はいつも愉しい。
せっせと会っておかないと、残念なことになるかもしれない。
クラスの人たちの消息を聞くと、そんな気もするし。

教育学専修という部門は、
編集者に、英語教育の専門家に、校長先生に、必然的になっていくわけで。
そのせいかなんなのか、彼らって、まーじめで、結婚したら離婚しないのだ。
「あなた達って皇室典範みたいな結婚をする人ばっかりね」
あるとき、私があきれてそう言ったら、
一応うしろめたそうな?笑顔で、それでもはははと、ちゃんと肯定。
奥さんになった人は安定した人生を送れて幸福なんだろうと、想像した。
演劇だとか、もの書きだとかの世界には、こういう絶滅危惧種みたいな、
古典的タイプはもう、いない。

・・・そういえば、私だって、一時期、幼稚園の園長だったっけ。
けっきょくクビになったと会ったから彼らに話したら、
1人は「そうなると思った!」とウッカリ叫び、
もう1人は「よく聞こえませんでした」と言わんばかりの無表情、
あとの1人は「へっ、そうなの?」と面白そうにして、しかし意見なし。
教育学専修ってこれだからつまらないんだわよと、当時は憤慨したが、
今ではもう、そんな、偏見? はもたない。

たぶん、トシをとって、喜ばしくも社会性が身についたからだろう。