2012年8月1日水曜日

すごいウソ


デモに何万人が参加したのか、
7月30日の新聞を読むと、主催者側発表、デモと国会包囲あわせて20万人。
それが警視庁関係者発表では、それぞれ1万2千5百人。
すごく気になる。

60年安保の昔も、警視庁と主催者側の発表は大幅にちがっていた。
あのころマスコミは、警視庁の発表のほうがホントかもしれないと国民に思わせた。
いつまでもいつまでも曖昧な発表に終始したのだ。

ところが昨今はちがう。
7月16日の17万人デモについてなど、主催者側発表を優先する報道が多かった。
カンパでやとったヘリコプターの空中撮影が、ウソの発表を許さないのだ。
新聞もテレビも、すぐ判ってしまうウソなんか、もう、つけなくなっているのだ。

「17万人デモ」があった7月16日、
NHKは夜のニュース番組で、デモも写したけど、神奈川県茅ヶ崎海岸の夏祭りも報道した。
驚いたのなんの、おなじみ警視庁関係者の発表だと、
茅ヶ崎の海岸に集まった人数と、代々木公園のデモ参加人数がほぼ同数。
そんなあ! 画面をみたって、人数がまるでちがうじゃないの!
いったいどっちが警察としちゃ真実のつもりなのか。
NHKのニュースってなんなのか。

デモのほうは、主催者側発表から警視庁発表を引いたら、10万人になった。
警視庁って、デモを10万人も少なく発表して、平気なんだ?
しかもそれが、最近だんだん極端になってきて、
7月29日夜の抗議行動の場合など、17万人以上少なく発表している。
まともな人間たちの破滅が迫っているようで、なんだかゾッとする。

人間なのになんでこんなひどいウソをつくのだ。
警察のなかには、こんなウソはいけないと上申する人はひとりもいないのだろうか。