2020年8月13日木曜日

ダヴィンチコードという読書


コロナ、と言うまい。
といまいましく考えながら暮らすうち、
こんどは、暑い暑いと言わないぞ、みたいな。

「ダヴィンチ・コード」を読む。
冬、読んだら、凍っちゃいそうな本である。
登場人物だって死体だって、本格的に気味が悪い。
それだけど、人物の案配がよいせいか?やめられない。

「私っていい加減だけど、一応クリスチャンだからさ」
電話のむこうできこちゃんは、かん高いしゃがれた声で、
「聖書も少しだけわかるから、うん、おもしろいわよ」と。

なんか聖書を読んだことがないし、
ペテルブルグのエルミタージュ美術館とか、
オランダの美術館にまぎれこんだ時など、
宗教画がこわくて見るのがイヤになっちゃって。
それなのに、読書継続中である。

「ダヴィンチ・コード」がいくら大ベストセラ―だといっても、
知識人の仲間入りができるような錯覚がうまれ、つい釣り込まれて、
華麗な宗教美術史みたいな推理小説を、もうずーっと読んでいる。
重たくて2巻もある小説。
作者は、ダン・ブラウン。1961年生まれ。
42才で「ダヴィンチ・コード」刊行。

よくわかってなくても、おもしろいけど。
自分は世界をしらないまんまトシをとり、
そのまんま死ぬのだと、いまさらながらガッカリだけど。