2020年8月29日土曜日

とんでも歩行


豊ヶ丘は大橋ご夫妻のお住まいがある場所で、近くに豊ヶ丘図書館がある。
今までそこへ歩いて行こうとして、どうしても私は、なんだか迷う。
大橋夫妻は結論として、私の脳みそがほかの人間とちがうと考えたらしく、
このあいだなんか、図書館で読書会がおわったとき、
駐車場がメとハナの先にあるのに、いいというのに私から離れてくれない。
迷うと思っている。たとえ私がなんでも、1本道なんだからわかるのに。

昨日はトラウマに挑戦。
どうしても到着できない豊ヶ丘に向かうことにした。
道がわからない、サッパリわからない。
自分じゃその理由もわからないのが、おもしろくない。

驚き桃の木山椒の木だけど、
するする行けちゃって、あっさり、左へ行けば大橋家、右に行けば図書館、
2684歩あるいたら、もう豊ヶ丘になった!
自宅近くのスーパーマーケットの前を通り過ぎて真っ直ぐとか左とか、
この際、自分の生意気身分ちがいの目標をとりさげ、
「いつもクルマではこう行く」という車道の、せまい歩道を歩いたのである。
どんぐりなんか拾っちゃって。あらもう公園なのかと思ったりして。
クルマなら迷ったことなど一度もなかった道だと気がついたりして。
そうしたら、アーラなんだこれ、もうするする・・。

大橋家に借金があって払いたいと思ったけど、夕方なのでそれはやめた。
せっかく豊ヶ丘図書館があったのだからと記念に3冊、写真型本を借りる。
こんどこそ、図書館の壁にそって樹木のきれいな脇道を、ひたすらまっすぐ、
つぎに来る時はこれを逆流すればいいわけだとか考えて帰る。
このあいだ、同じことをやったのに判らなくなったのはどういう不思議かしら。
と考えれば逆流は無理かもと反省、しかし性懲りもなく冒険だからと階段を昇る。
ああこの原っぱ! だけど石の橋があって、それを渡るとまーた原っぱだった。
くたびれたけど、やっとこさ家にたどり着いた。

6845歩も歩いて、あしたもあるくのかーと。